【元IB生が語る】なぜIBは海外大学出願に有利なのか?卒業生が語るスキルと経験

― IB卒業生インタビュー

海外大学進学を目指す高校生にとって、IB(International Baccalaureate)は本当に役立つのか?今回は、IBを修了して現在海外大学に通うSさんに話を聞きました。


「大学出願で一番助けられたのはエッセイ力」

― 海外大学に進学して、IBが役立ったと感じる瞬間は?

Aさん:「一番はやっぱり出願エッセイです。アメリカの大学では“Why this major?”とか“Why our school?”みたいな問いに答える必要があるんですけど、IBでExtended EssayやIAを書き慣れていたので、根拠を示して自分の考えを文章化することに抵抗がありませんでした。

例えば、私はEEで『SNSが消費行動に与える影響』をテーマに研究しました。その経験を出願エッセイで、“なぜマーケティングを学びたいのか”につなげられたのが大きかったと思います。」


「批判的思考はディスカッションで即戦力」

― 大学の授業ではどんな点でIBが活きていますか?

Aさん:「ディスカッション型の授業で強みを感じますね。IBのTOK(Theory of Knowledge)では、“その知識は本当に正しいのか?”“他にどんな視点があるのか?”ってずっと問われ続けます。だから大学でも、教授の問いに対してただ答えるんじゃなく、別の角度から考えて意見を出せるんです。

例えば、国際関係の授業で“冷戦の終結の原因は何か”って議題が出たとき、アメリカ史観だけじゃなく経済的要因や文化的要因も出せた。IBの時から『多角的に考えるクセ』が染みついていたおかげです。」


「自己管理はIBで鍛えられた」

― IBの厳しさは大学生活にも役立っていますか?

Aさん:「IBの時はEEやIA、テストが重なって“もう無理!”って思うことも多かったんですけど、その経験があったから大学でも課題ラッシュにそこまで動揺しません。むしろ、“この量ならIBの時よりマシだな”って(笑)。

IBで身につけたのは、ただ勉強する力だけじゃなく、タスクを分解して締め切りを守る力。これは大学生活で本当に武器になっています。」


「IBは海外大学の予行演習」

― 最後に、これからIBを選ぶ人や、IB生に一言お願いします。

Aさん:「IBって本当に大変です。でも、エッセイ力や批判的思考、自己管理能力は大学で即役立ちます。私にとってIBは“海外大学の予行演習”でした。受験エッセイも授業のディスカッションも、IBの延長線上にあると感じています。

だから今苦しいと思っている人も、“この経験は必ず未来につながる”と信じて頑張ってほしいです。」


まとめ

今回のインタビューから見えてきたのは、IB生が海外大学で強いのは 偶然ではない ということ。

  • エッセイ力 → 出願エッセイやリサーチ課題で有利
  • 批判的思考 → ディスカッションで独自の視点を出せる
  • 自己管理力 → 大学生活にスムーズに適応

IBの2年間は、単なる高校課程ではなく、海外大学での学びを支える土台となるのです。

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